「頑張る」は逃げ道かもしれない~「努力は報われる」の種明かしは、「やりたいこと」だけをやること
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こんにちは、ミサキです。
昨日の記事では、自信を失って閉塞感を感じていることを書きました。
misakinha.hatenablog.com
昨日は何度か告知していたグループケアセッションだったので、身体ケアをしながら気持ちを立て直す事ができました。
あと、自信を失うきっかけになったことに対して、気持ちをきちんと表したのですが、それも解決の糸口になりました。
「何も変わってない」と言われたように感じたのは、やはり私の思い込みで。
ただ、その言葉が、そこまで私に突き刺さるものだとは思わなかったと。
アダルトチルドレン(AC)にとっては、普通の言葉が言葉以上の意味になってしまう事は日常です。
逆に、普通の人には自明の事でも、ACにとっては確認が必要な事もあります。
ACとして人と関わるには、自分を知ってもらわなければなりません。
そのためには自分の正直な気持ちを表現する必要があります。
その大切さについて、思い知らされた出来事でした。
ただ、その事を通じて、ひとつの気づきがありました。
今日はその事について、掘り下げてみようと思います。
頑張るって、どういうこと?
昨日の記事で、私は何度か「頑張る」という言葉を使いました。
私は私なりに頑張ってきたつもりだったのですが。
よく頑張ってきたねって、労ってほしい。
でも。
頑張るって、なんだろう?
昨日も引用した心屋仁之助さんはこう言います。
「がんばれ」は
「今のままじゃダメだ」
です。
確かにその通り。
「頑張る」と言う時は、今の自分にダメ出ししてる時。
頑張るのは、良いことだと思ってきました。
ストイックに、目標に向かって頑張る。
自分のあるべき姿だと思ってました。
でも、頑張っても頑張っても、目標には届かない。
届いたと思った途端、それは別の目標にすり替わるから。
永遠に届かない事に薄々気づいてるのに、頑張るのをやめられない。
頑張るのをやめたら、ただでさえ届かない目標から、もっと遠ざかってしまうから。
あるいは、頑張らないと、ただでさえ低い自分の価値が、もっと下がってしまうから。
頑張らないと、他の人から責められるから。
でも、これってホントに意味のある事でしょうか?
それはつまり、
やらない罪悪感をごまかすための免罪符であり、
自分の無価値感を埋めるための逃げ道であり、
他人が責めてきても自分を守れるようにするための鎧でしかない。
そもそも、目標に届くための手段として「頑張る」を選んでいるとしたら、
「頑張っても永遠に目標に届かない」とわかった時点で、手段を変えるべきなのです。
ここで、
「でも、届かない目標に向かって頑張り続ける姿勢が大事なんだ」という美学が出現したりして、
そうすると、心の免疫が弱い時はすぐに飲み込まれてしまう。
そんな美学は
「他人が責めてきても自分を守れるようにするための鎧」を
ただ言い換えてるだけのものなのに。
努力は報われるって、本当?
「頑張る」が目標達成のためのツールだと概ね信じられているのは、
「努力は報われる」
という事例があるからです。
努力をやめなければ夢は叶うとか、
やめないことも才能の一部だとか、
その辺もまた「頑張る」の基本理念です。
でも、待って。
本気で「頑張りたい」人は、頑張ることを目標達成ツールとは考えていません。
ただ、やりたいからやってるだけ。
例えば、
何かの練習を頑張るのは、その「何か」がやりたいから。
受験勉強を頑張るのは、勉強が楽しいから。
仕事を頑張るのは、仕事が好きだから。
「好きこそものの上手なれ」という言葉もありますが、好きでやりたいことは、頑張らなくてもやれますし、だからこそ続けられる。
続けてやったことは、いつか成果が出ます。
本人には「頑張った」という自覚は、あまりないはずです。
これを、他人から見た時。
本人は好きなことでも、他人からみたら大変そうなことなら「頑張ってる」ように見えます。
これが、「努力は報われる」の種明かしです。
そこに「頑張り」はありません。
やりたい事だけやればいい?
ということは。
やりたいことだけをやれば
頑張らなくてもいいのでは。
そうすれば、
届かない目標に苦しむ事もなく、
頑張れない自分に怯えることもない。
でも、ここからが難しいのですが。
自分を許して、認めてあげられないと、なかなかこの境地にはたどり着けない。
自分の中にある無価値感はしぶとくて、すぐに「頑張り」という免罪符に逃げようとします。
今の私は、まさにそうです。
自分を認めてあげるには
自分を許すこと。
そのままの自分で良いと、許可すること。
「誰かに許されたい」という昨日の気持ちは、ここから来ているのです。
まず自分を認め、許すこと
次の大きな課題は、「認め、許す」ということがわかりました。
これを越えれば、きっともっと、自分を好きになれる。
ようやく見えてきた本当の壁。
登り方は、まだわからないけど。