セルフリライアンス〜もっと自分を好きになる方法

自己受容ナビゲーター。元アパレル勤務のアラフォーこじらせ女子・ミサキの、ダイエット、ファッション、メイク、ボディコンディショニングなどの体験記。コンプレックスを克服するためのライフハックなど。

自分らしさという「檻」

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こんにちは、自己受容ナビゲーターのミサキです。

最近「自分らしさ」について考えさせられることがありました。
「自分らしさ」は自分を大事にするという視点ではとても大切。
でも、時と場合によって、それは自分を閉じ込める檻になるのかもしれません。

自分らしさの檻、case1「私らしくない気がするんです」

最近、ヘアメイクやファッションコーディネート、ポートレート撮影の仕事をしていますが、度々お客様から聞かれる言葉です。
良く似合うメイクやスタイリングなのに、お客様の顔が曇りがちになった時、決まって出てくるこのセリフ。


「似合うのに好きじゃない」
これはどういうことなのか。


本来「似合う」という言葉は、本人が素敵に見えるときに使う言葉です。
メイクやファッションを変えて「似合う」と言われた場合、発言者は新鮮さや洗練を感じた場合にしか使いません。
つまり「良くなっているのに気に入らない」というパラドックス
これは何故なのか?


理由は簡単、「その変化を求めていないから」。


人は変化を嫌います。
変化によって起こる、予測不能な状況が怖いのです。


これは、悪いことではありません。
変化にもいろいろな方向性があります。
ある傾向のスタイリングが気に入らないということで、自分の志向を知ることが出来るのです。


例えば、私自身はいわゆる赤文字系コーディネート(JJやCancamに代表されるモテファッション)が好きではありません。
似合わないのか?といえば多分そうでもなく、着ればそれなりに着こなせるのですが、どうも居心地が悪い。
たまにコスプレ的に着る分にはいいのですが(笑)、それをレギュラーで着ようとは思いません。
非モテでも、好きなものを。モテは場合に応じてスパイス的に」
これが私のファッションにおける志向性です。


この志向性、意外と自覚がない人が多いので、「似合うけど好きじゃない」を集めて分析すると、自分を知ることが出来ます。
「自分らしさ」を消去法で知る、というわけです。


「自分らしさ」を知ることは、とても大事なこと。

ですが。


あまりにも「自分らしさ」に固執してしまうと、何も変われなくなってしまします。
現状に満足しているならそれでいいのですが、もし何らかの不満があるなら、その時は「自分らしさ」を捨てる勇気が必要です。

自分らしさの檻、case2「 自分らしさは、自分で決めただけ」

「結果を出したいのね。それなら・・・今あなたがすべきことは、自分を捨てることよ」(六多いくみ“リメイク”より)

これは百貨店化粧品売り場を舞台にしたコミック「リメイク」で、主人公BA・奥村かのこがチーフから言われた言葉です。
かのこは地味で堅実・やや内気な性格のため、仲間のBAに比べて押しが弱く、仕事に行き詰まりを感じています。
そこでチーフから言われたこのセリフの意味に悩むシーン。
このあと、かのこは化粧直しをしながら気づきます。
(ややネタバレを含みます)

「自分らしさ」は自分で決めただけ。
「そういう性格だから」というのは、変化を怖れるが故の言い訳でもあるのです。
それを活かすことはもちろん大事なのですが、もしそのやり方でうまく行かないのなら、別の方法を試す必要があります。

かのこは強めのアイラインや濃いリップを意図的に避けてきましたが、化粧直しで手が滑ってアイラインが強くなってしまうアクシデントから、あえていつもと違うメイクを「変化のスイッチ」として利用します。
この後足りなかった「お客をリードする接客」を試してみることで結果を出し、成長する様子が描かれていきます。

リメイク 1 (EDEN)

リメイク 1 (EDEN)

リメイク 6 (EDEN)

リメイク 6 (EDEN)

「自分らしさ」を言い訳にしない

「自分らしさ」はとても大事なもの。
誰かとの優劣ではなく、それを違い・個性として受け入れることが出来なければ、人として満ち足りることはありません。


ただ「私はこういう性格だから、出来なくても良い」というのは、自分の可能性を否定することに繋がります。


かつて私はこういう考え方で、自分の才能のなさを嘆き、あるいは能力のある人を僻み、そういう自分に価値がないような気がして良く落ち込みました。
人からの注意に過敏な反応をしては、「自分なんか居ないほうがいい」「才能がないからやめた方がいい」と極端な解釈をしては泣き、やがて自分の気分の浮き沈みに疲れてしまうのです。


今思えば、あの頃の自分は全然自分を信じていませんでした。
少しやり方を変えれば良くなるかもしれないのに、その可能性を否定し、自分らしさという「檻」に閉じこもっていたのです。


結局その原因は、人の顔色ばかり伺う環境で育ったことにより、本質的な「自分らしさ」を受け入れていなかったということに他なりません。
「どんな自分でも、生きていることに価値がある」という自信があれば、「自分らしさ」は変えず、色々な方法を試し、変化を楽しむことができるようになるのです。

「自分らしさ」という言葉は、今や世間に溢れています。
でも、その言葉の本質は、意外と置き去りのような気がします。


もし、今何かに不満があるのに、うまく行かないと感じているなら。
「自分らしさ」について、もう一度考えて見ませんか?
それはあなたの「檻」になっていませんか?



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