ファッションは生き様である~変わる痛み、変える覚悟
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こんにちは、自己受容ナビゲーターのミサキです。
私は長い間、ファッションの仕事をしてきました。
そして今は、こんなレッスンもはじめました。
ファッションを通して、思うこと。
それは、ファッションは生き様であるということ。
何気なく着ている洋服に何が現れるのか?
自覚している人はどのくらいいるでしょうか?
装うという覚悟
「場に合った服装」
「浮かないこと」
「TPO」
日本人は大抵、服装といえばこういうことを気にしていると思います。
目立たぬこと、溶け込むこと。
でも、そのくせほんの少しだけ、人より秀でたい。
センス良くできた場合、それは「粋」になるけれど、これはなかなか難しい。
大抵の人は諦めて、目立たなければいいという方向性になっているでしょう。
この性質は、あらゆるシーンで見かけます。
サラリーマンの、グレーのスーツ。
就活生の、黒いスーツ。
カラーフォーマルも何となくみんな形が似ている。
フォーマルだけではありません。
男子大学生は、まるで制服のように「チノパン×デニムシャツ」がたくさんいて。
オフショルダーが流行れば、原宿や渋谷で3人に1人はすれ違う。(実話で
す、笑)
みんな、右に倣え。
似たような服。
まるで個性なんか見えてこない。
でも、時折ハッとする人がいる。
個性的な服を、さも当たり前のように着こなす人。
あるいは、奇をてらっているわけではないのに、どこか垢抜けた雰囲気の人。
必ず、ずば抜けた美男美女とは限らない。
けれど、たくさんの人の中にいても、決して埋もれないオーラに振り返る。
そんな人たちは、他と何が違うのでしょう?
*
一番違うこと、それは「覚悟」なのです。
人とは違う自分を、装うことで表現するという、覚悟。
本来、ファッションは好きなものを着ればいい。
自信を持って「これが好きだ!」と着ていれば、それで十分なのです。
でも、それが怖い。
似合わないと思われたら?
ダサいと思われたら?
野暮ったくみえてない?
自分で自分がわからない。
だから、当たり障りのない服を選ぼうとする。
みんなが着る流行なら乗ってみるけど、それが自分らしいかどうかはよくわからない。
でも、悪目立ちするなら無難な方がいい。
その洋服へのスタンスは、そのままその人の価値観です。
自分で自分がわからない。
だから、当たり障りない行動をする。
みんながやるならやってもいいけど、それが自分らしいかはよくわからない。
でも、悪目立ちするなら無難でいよう・・・。
そうやって、自分を見失っていく。
本当に自分がやりたいこと・求めていることがわからなくなる。
「こんなのは自分じゃない」
そう思いながらもどうしたらいいかわからずに、自分をどんどん嫌いになってしまう。
思い当たるところはありませんか?
勘違いという罠
「そんなことはない、自分はちゃんと覚悟できている」
そういう人にも、たくさん出会ってきました。
「華やかに見せたいから、たくさんの装身具をつける」
「安く見られたくないから、ブランド物を持つ」
「若く見られたいから、露出を多めにする」
服装によって何かしらの利益や印象アップを狙おうとするパターンです。
実は、これは非常に難易度が高い。
なぜなら、本来の自分と見せたいイメージがイコールではないからです。
自分 < イメージ
このギャップを埋めるために、ファッションを利用しようという狙いです。
これは、ファッションというツールを使いこなせなければ、とんでもない勘違いになる危険を孕んでいます。
例えば、
- たくさんアクセサリーをつけすぎて、かえってチープな印象になってしまう。
- ブランド物が持つ存在感に負けてしまい、添えものや借りてきたように見えてしまう。
- 露出した肌と実年齢どおりの雰囲気に大きなギャップが生じ、ただの若作りに見えてしまう。
・・・こんな人、思い浮かびませんか?
これらはすべて勘違いの罠にはまっています。
ファッションというのは、そう簡単に使いこなせるツールではないのです。
ただしファッションの達人なら、一時的に狙い通りのイメージをファッションで作ることも出来ます。
例えば、ウェディングドレスを着た花嫁。
本当は清楚でも可憐でもない女性(笑)でも、その日だけは楚々として美しい姿に変身できますよね?
これはウェディングファッションの達人たちが、花嫁を作りこんでいる成果。
まさに「匠の技」なのです。
ウェディングまでいかなくても、いわゆる「ファッションのプロ」の手にかかれば、一時的な変身は可能です。
(そういう時は、ぜひ私たちプロにお声かけくださいね、笑)
「着たい服」と「好きな服」のギャップ
では、どんな装いが「自分らしさ」なのでしょう?
雑誌で見るファッションに明らかな好みはあるのに、どうしても自分に似合わない。
こんな体験はありませんか?
「似合う色」については、パーソナルカラーというものが示すように、肌や瞳の色によってある程度は決まってしまいます。
これはもう、受け入れるしかないところも。
ただ、例えば「ピンク」といっても、青みがかったピンクやオレンジが強いピンク、赤みが強いものなど様々です。
そういう微妙なトーンを考慮すれば、ある程度は似合う色に近いところまで選択肢は広がります。
「似合う形」については骨格診断というものもあり、ストレートタイプ、ウェーブタイプという言葉を聞いたことがある方もいるでしょう。
顔の形や胸の大きさ、肩の骨格などによって似合う形が違うことは確かです。
ある程度、自分の身体の作りに合ったデザインをチョイスした方がシックリくるのは間違いありません。
問題は「似合うテイスト」。
「フェミニンが似合うのに、自分ではしっくりこない」
「ボーイッシュに憧れるけど、中途半端できまらない」
「トラッドが似合うけど、真面目に見えるのがイヤ」
似合うけど、好きじゃないテイスト。
シックリこないけど、チャレンジしてみたい雰囲気。
これらについては、あなたの考えがダイレクトにファッションに反映しています。
例えば「フェミニンが似合うのに、しっくりこない」場合。
女性らしさをどこかで否定する気持ちがあることが多いのです。
否定というほどではなくても、
「男性に負けないように、強くあらねばならない」
「女性性が強い誰かのせいで、嫌な思いをしたことがある」
など、どこかで女性的なものに対抗するような意識が隠れていたりするものです。
だからと言って、それがダメな訳ではありません。
それもまた個性で、生き方の一つ。
「似合うけど、着ない」というのも自分らしさの表れです。
では、「シックリこないけど、チャレンジしてみたい」という場合はどうでしょう?
今の自分には無い雰囲気。
今の自分の体型では、似合わないスタイル。
でも好きだし、着てみたい・・・!
これは努力次第で似合うようになれます。
なりたい自分になることが出来ます。
ただ、そのためには変わらなければなりません。
例えば「クールでボーイッシュなスタイル」になりたいのなら。
- まず髪をバッサリ切り、
- 身体を絞る。(ふくよかさは、女性っぽくみえがちです)
- 言動は歯切れよく、
- 意志は強く。(思考は表情に表れるからです)
これを全て出来れば、大分似合うようになっているはずです。
でもお気づきの通り、これはかなり大変なこと。
つらい痛みを伴います。
それでも似合うようになりたければ、変える覚悟を持って臨むこと。
そうすれば必ず、なりたい自分になることができるのです。
たかが服、ではない
ファッションは、生き方そのもの。
これは大げさではありません。
どんな服を着たいのか。
どんな色を、どんなテイストで着たいのか?
それを見つめなおすだけで、「なりたい自分」が見えてきます。
それがわかれば、あとは変える覚悟を持って行動すること。
どんな行動を起こせば良いのかわからなければ、一回はプロの手を借りてください。
あなたは、どんな服を着たいですか?
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