「心の未病」を癒す「身体ケア」のススメ
にほんブログ村
Amazonほしい物リスト、公開してます。 http://amzn.asia/4OoJE7u
こんにちは、ミサキです。
「心と身体は繋がっている」。
最近、よく耳にするこのフレーズ。
前回の記事にも書きましたが、これ、多くの人が都合のいい時しか信じません。
ストレスで胃が痛くなるのはわかるのに、気合が足りないからだと自分を責めて、余計ストレスをかけてることに、どうして気づかないのか?
たっぷりと睡眠をとれば、翌日心まで晴々とするのは知ってるのに、どうして落ち込んだ気持ちを性格のせいにして、深夜まで悩み続けるのか?
心と身体は繋がっているどころではなく、そもそも分離不可能なもの。
心も身体も、同じ「私」です。
ところが、西洋哲学の影響からなのか、「身体」はまるで「心の容れ物」のように扱われがちです。
身体の不調を精神力で乗り切ろうとするのは、まさに「心によって身体は御することが出来る」という考えからでしょう。
実際「気合」である程度までは身体の苦痛を隠しながら振る舞うことは出来ます。
例えば、大事なイベントなどが終わった途端にホッとして疲れが一気に出るようなこと、ありますよね?
これは一種の気合で、身体に疲労を感じさせないように緊張状態にしているからです。
したがって、それが終わると緊張が解け、本来の疲れを感じるようになるのです。
ただ、これがイベントなどの一時的なものではなく、慢性化しているとしたら・・・?
本当は休むことやケアが必要な状態であっても、自分すらそれに気づかずに動き続けることは多いのです。
でも、それは長くは続きません。
長く緊張状態に置かれたままの身体。
そのまま身体の声を無視し続けると、どうなるか?
答えは明らかです。
身体が反乱を起こして、無視できない病気になってしまったり。
制御しきれなくなった身体に、心が悲鳴をあげて鬱状態になってしまったり。
心の緊張の糸が切れて、燃え尽き症候群のようになってしまったり。
そうなってから気づくのは、リカバリーにかなりの時間がかかってしまいます。
そうなる前の、「心の未病」状態を癒すことが大切です。
「心の未病」は、自覚症状がない
ただ、多くの人は「心の未病」に無自覚です。
自分がその状態にあることは、ほとんど気付いていません。
例えば、こんなことはありませんか?
普段は問題なく周囲と人間関係を築けている。
なのに、家族や恋人、チームで仕事をする同僚など、近くて密な人間関係で、たまにどうしようもないトラブルになってしまう。
しかも、毎回同じようなパターンで。
「どうして私のこと、わかってくれないの!?」
「自分の事ばっかり言うな!」
例えば、こんな風に。
私は、まさにこうでした。
我慢して我慢して耐えられなくなって、今まで溜めていた不満をぶちまける。
すると相手は驚いてしまう。
なぜなら、相手は私をつらくさせている自覚など全くないからです。
というより、そもそも何もしていない。
私が勝手に不満を募らせ、そのことを相手に伝えもせず、相手の態度から悪い憶測をし、自らの首を絞めているだけ。
それなのに、急に「私をこんなに苦しめた加害者呼ばわり」なのです。
当然驚くし、怒ります。
これこそ、「心の未病」状態です。
心が冷静さを失い、普通の交友関係では考えられるバランスが、近い関係だとわからなくなってしまうのです。
後から思い返せば、どうしてそんなに取り乱したのかわからなかったり。
もっと早くから、思った事を伝えればよかっただけなのに。
私は、いつもこうだ。
こうやって、人間関係をこじらせてしまう。
でも、それが私。
この性格は変わらない。
こうやって生きていくしかない。
そうやって、ずっと諦めて。
そうやって、また何も癒せず、自分を責めながら、日常に戻る。
どこか、寂しい気持ちを抱えたまま。
誰とも、心の底から繋がれないまま。
でも、そうではありません。
こうなってしまうのは、心が病になりかけているから。
心の悲鳴を聞いてあげないから、矛先が他者に向いてしまった結果なのです。
近しい人にだけトラブルが起きるのは、「この人なら気付いてくれるかもしれない」という必死のサインなのです。
どんな原因でも「心の未病」は治せる
原因は、いろいろあります。
私の場合はアダルトチルドレン(AC)でしたが、幼少時のトラウマや大きな挫折体験など、人によって理由は様々です。
でも、どんな原因でも治せる方法があります。
それは、「身体をケアすること」です。
無理して頑張ってきた心。
それは身体の緊張に現れます。
「心の未病」を抱えていると、身体のこわばりとなって蓄積していきます。
飲み込んだ言葉、溜め込んだ感情は「コリ」になるのです。
ならば、この「コリ」をほぐしていけばいいのです。
温め、揉み解し、ゆるめ、伸ばし、身体のしなやかさを取り戻していくと、やがて心に変化が現れます。
ケアを始めてわかる、身体のこわばり。
こんなにも固まっていたのかと、情けなく思ったり。
動かない身体に悲しくなったり。
ほぐしながら、溜め込んでいた感情が流れ出して、涙が止まらなくなったり。
もう少しコリがほぐれてくると、なにか憑物が取れたような、さっぱりとした気持ちになります。
少し前向きな自分が現れます。
時には揺り戻しで、またつらくなることもあります。
溢れ出す感情が、悲しみではなく、怒りに変化することも。
でも、それでいいのです。
行きつ戻りつを繰り返しながらも、心身は癒されていくのです。
この頃になると、同じようなパターンでトラブルが起きても、早めに対処したりできるようになります。
こうして、未病からニュートラルに戻っていくのです。
どんな原因で未病になっていても、このプロセスは変わりません。
身体ケアで、心の未病は治せるのです。
身体の声を聞く「グループケアセッション」
前回の記事でご紹介した、「グループケアセッション」。
自分のどこがこわばっているのか、どうやってほぐせばいいのかを知る、貴重なチャンスです。
パーソナルトレーナーによるストレッチ指導をじっくり受けられる機会は、これからセルフケアをしていきたい人にはピッタリです。
ご興味ある方、ぜひ下記からお申し込みくださいね。
入浴から始める「身体ケア」
ストレッチなどでほぐすのがどうしても難しい場合。
まずは入浴というのは手軽な方法です。
ついついシャワーで済ませたり、短時間しか湯船につからない人も多いかと思います。
それを半身浴で最低20分以上にしてみてください。
お湯の温度は、のぼせないように少しぬるめにしましょう。
湯船の中で、マッサージをするのもオススメです。
身体をゆっくり温めれば、コリは徐々にほぐれます。
疲れも取れて、よく眠れるようにもなります。
入浴も立派な「身体ケア」なのです。
まとめ
「身体ケア」=「心ケア」。
繰り返しこのブログでも取り上げてきたテーマです。
自分の性格を呪って、いつも孤独感を感じてきた私。
そこから変わる一歩を踏み出せたのは、身体ケアのおかげです。
どうかこのことに、一人でも多くの人が気付く事を願ってます。