セルフリライアンス〜もっと自分を好きになる方法

自己受容ナビゲーター。元アパレル勤務のアラフォーこじらせ女子・ミサキの、ダイエット、ファッション、メイク、ボディコンディショニングなどの体験記。コンプレックスを克服するためのライフハックなど。

脱・マンネリファッション!これだけは知っておきたい「色」の話① 合わせやすい色って?

毎日のファッション、お悩みってありませんか?

 

「いつも同じような物を選んでしまう」

「オススメされた組み合わせしかできない」

「買ったはいいけど手持ちの服と合わせられない」

「つい無難な色ばかり選んでしまう」

 

例えばこういうお悩みがある場合、原因の一つに「色の組み合わせがわからない」ということがあると思います。

 

色彩感覚は元々のセンスもありますが、基本さえ押さえればそう難しくありません。

「色」を知って、もっとファッションを楽しみましょう!

 

そもそも「合わせやすい色」って?

 

アパレル販売の現場でお客様に言われた「合わせやすい色」は

、白、グレー

次点で

ネイビー、ベージュ

でも、これって本当に合わせやすい色だと思いますか?

 

 

 まず、この中で一番合わせやすいのはグレーです。

それも、できればチャコールグレー。濃いグレーですね。

 

じゃあ黒は?というと、注意が必要な色です。白も同じです。

ネイビー、ベージュは更に難しくなります。

それはなぜでしょう?

 

色の強さを決める「明度」とは

 

ネイビー、ベージュについては後で述べるとして、まず黒・白はなぜ注意が必要なのか。

その理由は「明度」にあります。

 

まず、黒・白・グレーは「無彩色」といわれます。

これは「色味がない」ということ。

無彩色の色の強さを決めるのは「明度」といって、色の明るさです。

最も明るいのは白、最も暗いのは黒になります。

 

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http://www.tosoushokunin.net/shikisai.html

 

「明るさ」は「強さ」と言い換えることも出来ます。

つまり、黒・白はとても強い色、ということです。

 

そもそも色の相性とは

 

色を構成する要素は、前述の「明度」のほか、「彩度」「色相」を合わせた三つ。

これが「色の三属性」と呼ばれるものです。

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https://ichi-up.net/2015/099

「彩度」はすなわち「色の鮮やかさ」のこと。

原色に白を混ぜていくと明るくなり、黒を混ぜると暗くなります。

 

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https://ichi-up.net/2015/099

「色相」とは「色味」のこと。

無彩色以外は、全ての色が「色相」に当てはまります。

 

「彩度」と「明度」を合わせたものを「トーン」と呼びますが、

一般的にはこの「トーン」が近い色だと相性が良く見えます。

 

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http://creators-manual.com/tone/

これがわかりやすいです。

なんとなく、イメージが湧きましたか?

 

 ここでもう一度、黒・白について考えてみましょう。

黒・白はトーンの観点から言って両端に位置します。

とても、強い。

なので、それぞれが相性的にカバーできる範囲は、思ったほど広くないのです。

 

例えば。

靴やバッグにほかの色を全く使わないとして、真っ黒のボトムにパステルカラーのシャツって、どうですか?

あるいは、真っ白のシャツにダークトーンのボトムはどうでしょう?

 

え、悪くないんじゃないかって?

 

ダメではないのです。

ただ、この場合、とてもバランスが難しい。

どちらかの分量を失敗すると、とてもチグハグな印象になってしまう恐れがあります。

それって「合わせやすい」って言えるでしょうか?

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https://4meee.com/articles/view/423380

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http://magazine.cubki.jp/articles/54804228.html

どっちもパステルピンクですが、どちらが自分に取り入れられそうだと思いますか?

 

迷ったら暗めのトーンをチョイス

 

以上を踏まえて、考えてみましょう。

幅広い色をカバーするための万能色は「グレー」でしょうか?

 

グレーといっても色々ありますが、おすすめしたいのはチャコールグレー

でも、これだと「明るめの色」がカバーしにくいのでは?と思いますよね。

 

アジア系の肌色の場合、そもそも「明るい色」は肌なじみが難しく、難易度が高いです。

パステルカラーを当ててみて「なんか色が浮いちゃって似合わない・・・」と思ったこと、ありますよね?

もちろんどんな色も「合わせ方」があるので、絶対似合わないわけではないのですが、

あくまでも「迷ったら、やや暗めのトーン」が合わせやすいのは確かです。

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http://wear.jp/sp/kco3211/6069527/?utm_source=mery&utm_medium=wear

ネイビー、ベージュの罠

 

では、先ほどあげたネイビーとベージュはどうでしょう?

 

まずベージュ。

「暗めトーン」が合わせやすいという観点から見ると、ベージュはちょっと難易度が上がります。

肌色に近いので膨張して見えやすいですし、明るい色・暗い色、どちらから見ても彩度が合いにくい場合があります。

ベージュ系を選ぶなら、少し濃い目のクラフト紙のようなカラーがおすすめです。

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 http://wear.jp/sp/js0266/4981218/

 

ネイビー。

これは「暗めのトーン」という観点からは悪くないチョイスです。

基本的には、合わせやすい。

ですが、明るめのネイビーは青に近づくため、色相の相性がやや難しくなります。

「合わせやすさ」でネイビーを選ぶなら、パッと見「黒っぽいけど、真っ黒よりはやわらかい印象」くらいの暗さを選びましょう。

いわゆる、サラリーマンのスーツの色、です。

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http://milanda.net/?p=685

 

まずは基本の色を押さえてから

 

ちょっと理屈っぽいですが、これらを知っておくと、洋服選びって随分しやすくなるのです。

 

まず、タンスの肥やしが減る。

買うときに、何を合わせるかイメージしやすくなる。

 

センスを磨くには、 まずはここからです。

 

次回はもう少しステップアップした内容をお話します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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